【知らないと損!?】新卒入社の日系企業勤務、将来設計どうしたら良い?

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社会人デビューを控えた大学生の皆さんへ、

まずはおめでとうございます。社会人として新たなスタートを切ることは、大変なことかもしれませんが、皆さんの人生において素晴らしい経験になることでしょう。

一方、すでに日系企業に勤務されている方、以下のような不安はありませんか?

社会人になってからの不安
  • 長く働きたいけど、いつまで続けられるか不安
  • このまま働き続けて正直どのくらい稼げるか不安
  • そもそも将来どうしていったら良いか分からなくて不安

就職できたから将来安泰というわけにはいかないですよね。私も社会人1年目からずっと不安ばかり抱えて過ごしていました。*特に1年目〜5年目くらいまでは先行き不安でしかなかったです(涙)

人生に不安はつきもの。人間は知らない事に特に強い不安を感じる生き物です。逆に言うと人生についてあらかじめ自分自身どのように過ごしていきたいか、指針を明らかにしておくだけでも不安を軽減できます。

そこで、この記事では以下の内容についてお話しします。

  • 日系企業に勤めるメリット/デメリット
  • 日系企業でキャリアアップを目指す方法
  • 日系企業から外資系企業へキャリアアップする方法
  • 将来設計をする上で考えるべきこと

皆さんがご自身の思い描く人生を可能な限り実現できるよう、どう考えていけば良いか指針を作るためのヒントが満載の内容ですので、ぜひ最後までお読みください。

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日系企業に勤めるメリット/デメリット

私は日系企業から外資系企業に転職をしていますが、決して日系企業が悪いと言うつもりはありません。いずれも良し悪しがあります。こちらの記事は「そもそも日系企業に就職したけど、そのメリット/デメリットって何だろう」と客観的な視点を持っていただくためのヒントです。

日系企業の特徴は、以下のように挙げられます。

メリット
  1. 長期志向: 日系企業は、長期的なビジョンを持ち、将来にわたって安定的な成長を追求する傾向があります。そのため、企業の安定性が高く、社員の雇用の安定性が保たれることが多いです。
  2. 品質重視: 日系企業は、製品やサービスの品質に対して高いレベルのこだわりを持っています。このため、製品やサービスの品質は高く、信頼性が高いという評価が得られています。
  3. ワークライフバランス: 日系企業は、従業員のワークライフバランスを重視しており、過剰な労働時間やストレスが原因での健康リスクを減らすことができます。

メリット1:長期志向

私が思う長期志向の一番のメリットは、従業員が解雇されにくい(長く働くことができる)点になります。よほどのことがない限り、一方的に解雇されることはまずありません。ご安心ください。昨今、コロナの影響などで景気の変動が激しく、経営的な判断によるリストラが増えたとされますが、会社都合での解雇は外資系企業に比べて圧倒的に少ないです。

また日本企業の文化として終身雇用や長期雇用を前提としています。多くの企業で新卒採用が行われており、社員の育成・研修に手間と時間をかける傾向にあります。

つまり入社1年目から結果を求められることは少なく、成長を後押しする環境を会社が用意してくれます。ちなみに環境は使い方次第です。給与についても固定給かつ月給制が基本であり、仕事の成果に給与額が大きく左右されることはほとんどありません。

安定して給料を得られる、従業員の成長・勤続年数に重きが置かれている、福利厚生が充実している、長く勤めるほど昇格・昇給が望める。さらに住宅手当や退職金といった手当てなどが手厚い点も日系企業の良いところですね。

メリット2:品質重視

日本企業の製品やサービスはグローバルで見ても優れたブランド価値を持ちます。製品やサービスの品質が高いと、それに基づいた企業の安定性が高まります。このため、従業員は安定した雇用環境を享受することができます。

また日系企業では製品やサービスの品質にこだわる企業文化が根付いているケースが多く、従業員は高い品質の製品やサービスを提供するために、厳格な品質管理や技術開発に携わることができます。そのため、従業員にはプロフェッショナルとしての成長機会があります。

こうした側面を自身の成長の糧として捉えることができれば、モチベーションの維持にもなりますし、優れたブランド価値を持つ企業で働いているという自負心を持つことでやりがいを感じることができます。さらに大手企業に所属するほどブランド力が強く、社会的な信頼性も高まります。

外資系企業で感じるのは知名度の低さだったり、業務における専門性の欠如(業種にも寄るかもです)だったりします。とにかく自身でどれだけのことがこなせるかという馬力頼みな働き方ですので、日系企業のきちんと能力を磨いてやりがいを得るというものとは縁がないかと思います。

メリット3:ワークライフバランス

労働時間や労働環境については日本でも問題になることがありますが、多くの日系企業は非常にクリーンな働き方を推奨していると思います。一部、昔ながらの企業で有休が取りにくいとか、上司が帰るまで帰れないという話も聞きますが…私が関わっている会社さんでは従業員の方が「ウチはホワイト(企業)なんで」と話すくらい働きやすい環境づくりに配慮がされています。

日系企業はチームによる協力やフォロー体制がしっかりしています。また社風という点でもそれに合う人材を採用する傾向が高く、同じ文化を共有しています。ジェネラリスト的な力を身に付けやすく、ほかの仕事(部署)でも潰しが効くといったメリットがあります。これらはいずれも安心して長く働ける条件ですね。

一昔前は残業や休日出勤が常態化していたので、逆にワークライフバランスが保ちにくいとされていました。例えば、効率よく業務をこなして定時で帰る社員よりも、仕事を効率化せず残業する社員の方が会社に貢献していると捉えられる(さらに残業代で差が付く)ことも多々あり、辞めていく若手が多かったのは事実です。

でも心配はいりません。今では多くの日系企業が「働きやすさ」+「やりがい」を軸にワークライフバランスを推進しています。この点は外資系企業の働きやすさとどっこいどっこいかと思います。

デメリット
  1. 閉鎖的な文化: 日系企業は、独自の企業文化を持っており、その文化に合わない人材の採用や異業種からの採用が難しいことがあります。
  2. 決定プロセスの遅さ: 日系企業は、多くの場合、決定プロセスが複雑で長期化する傾向があります。そのため、迅速な意思決定が必要な場合には、他の企業に比べて競争力が弱いことがあります。
  3. 経営層との距離感: 日系企業では、従業員と経営層との距離感が大きく、情報の共有が不十分な場合があります。そのため、従業員の声やアイデアが反映されることが少ないという問題があることがあります。

デメリット1:閉鎖的な文化

日系企業は、独自の企業文化を重んじる傾向があるため、外部からの人材や異業種からの採用が難しくなることがあります。一方、外資系企業はグローバルに展開することが多く、多様性や柔軟性を求めるため、多様な背景や経験を持つ人材を採用することが多く、異なる文化や考え方を取り入れることができます。

デメリット2:決定プロセスの遅さ

日系企業では、決定プロセスが複雑で時間がかかることがあります。私も過去、承認を得るのにやたらと時間がかかるという経験を何度もしています。一方、外資系企業は、迅速な意思決定をすることを求められることが多く、決定プロセスがシンプルであることが多いです。ただし、外資系企業では、本社からの指示に従うことが求められる場合があるため、現地での意思決定の自由度は日系企業とは異なります。

デメリット3:経営層との距離感

日系企業では、経営層と従業員との距離感が大きいことがあります。情報の共有が不十分なため、従業員の声やアイデアが反映されにくいという問題があります。一方、外資系企業では、グローバルに展開しているため、意見やアイデアを共有することが重要視されます。経営層との距離感が近いことで、意見やアイデアが取り入れられる機会が多く、やりがいを感じることができるでしょう。ただし、本社とのタイムラグやコミュニケーションのミスマッチがある場合もあるため、留意する必要があります。

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日系企業でキャリアアップする方法

日系企業で多く採用されている評価制度は”目標管理制度”です。これは従業員がそれぞれ自分の目標を設定し、上司と合意形成を行った上で、目標達成に向けて業務を行い、年度末や、半期末にその評価を行うというものです。

しかし、実態としてこの合意形成や評価がきっちりなされることはなく、上司からの見え方(上司の好き嫌い)が大きく影響してしまうことが多いのが日系企業の評価の特徴です。

日系企業の評価あるある
  1. 仕事の質より残業を多くしている者、長期勤続者が評価されてしまう傾向
  2. タバコを吸える人が休憩所で様々な部署の管理職と知り合う機会が多く気に入られやすい傾向
  3. ゴルフができないと出世しない傾向(ゴルフ送迎など出世で有効)
  4. 上司の心象に左右されやすい傾向
  5. 組合活動に従事することで評価される傾向

上記1〜5にある通り、古い体質の日系企業では「残業をする」、「タバコ休憩をする」、「ゴルフをする」、「ゴルフで送迎をする」、「上司と良好な関係を築く」ことができれば出世がしやすいです。

とはいえ、これらは時代が移り変わる中で確実に淘汰される部類のものですので、この記事を読んでいただける皆さんは以下の方法でキャリアアップを目指すことをお勧めします。

日系企業でキャリアアップする方法
  1. 優れた成績を残すこと: これからの日系企業では、成果主義的な考え方の導入により成績優秀者がキャリアアップの機会を得やすい傾向になります。自分が担当する業務について熟知し、効率的かつ高品質な成果を出すことが重要です。
  2. 多様な業務経験を積むこと: 日系企業では、異なる業務領域の経験を積むことが求められることがあります。異なる業務領域での経験を積むことで、幅広い視野やスキルを身につけることができます。
  3. コミュニケーション能力を高めること: 日系企業では、円滑なコミュニケーション(チームワーク)が重要視されます。自己表現能力を高め、相手の立場や考え方を理解し、円滑なコミュニケーションを図ることが求められます。
  4. 英語力を身につけること: 日系企業でもグローバルなビジネスが増えています。管理職へのステップアップにTOEICのスコアが関係するなど、英語力は必要な要素になります。英語ができることで、グローバルな業務に携わる機会が増え、キャリアアップの機会も広がることがあります。
  5. マネジメントスキルを身につけること: 日系企業では、マネジメントスキルを身につけた人材を求める傾向があります。チームのマネジメントやプロジェクトの推進など、リーダーシップを発揮できるスキルを身につけることが重要です。
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日系企業から外資系企業へキャリアアップする方法

ここまで日系企業の日系企業の良し悪し、日系企業で出世をするためのヒントなど記載していますが、これから日系企業で働くご自身の姿がイメージできたでしょうか

日系企業は新卒採用して従業員を育ててくれる、チームワーク重視で協力やフォロー体制がきっちりしている、安定した給与と充実した福利厚生で長く勤められると言った特徴があり、新卒社会人になる皆さんにとって大きな不安を感じる必要がない環境が用意されていることがわかったかと思います。

とはいえ必ずしも良い側面ばかりでもありません。

安定した給与の裏には昇給のしにくさ、給与の伸び率の低さがあります。昇級しても月の手取りが1万円前後しか変わらないなんて話はよくあります。またチームワーク重視の環境は言い換えれば自身の裁量でできる仕事はほとんどないということです。

そうした側面を考慮した時に皆さんにはもう一つ、外資系企業への転職という選択肢があります。自分で会社を起こす、フリーランスになるなど他の選択肢もありますが、ハードルは高くなります。まずは転職という切り口でキャリアアップを目指すことをお勧めします。

外資系企業の良いところ
  1. 年収が高い傾向にある:一般的に外資系企業はその給与体系から日系企業よりも高い傾向があります。外資系企業の場合は成果連動型のインセンティブ報酬を与えられるからです。個人の能力を発揮しやすく、目標達成度によって、あるいは顕著な貢献があった場合、多額のインセンティブ賞与や昇進という形で報酬に反映されることが多いです。スタートアップや成長期にある外資系企業ではインセンティブによる給与増加が青天井なんてところもあります。
  2. 自由で風通しがいい:年功序列ではなく成果主義の外資系企業は、自由で風通しがよいと感じられるはずです。各個人がそれぞれ独立した業務をこなし、会社の一機能といった側面があり、日系企業ほど上下関係に囚われる事はありません。またダイバーシティ(多様性)を掲げる外資系企業では、国籍や性別、年齢など様々な属性を持つ社員たち人の多様な働き方を受入れる傾向がみられます。女性管理職の比率も日系企業よりも高い傾向があり、女性の活躍の場も多いと言えるでしょう。
  3. フレキシブル:外資系企業は、グローバルな規模と視点を持っているため、状況に応じて柔軟な対応ができることが多いです。有給休暇の取得率は日系企業と比べると高いです。プライベートな時間を大切にするので勤務時間は集中して働き、残業はあまりしません(みなし残業である程度ベース給与に含まれるケースもあります)。

外資系企業のデメリットは別の機会に記載をするとして、私が日系企業で働き続ける以外で外資系企業への転職もお勧めする理由は「高い給与水準」と「働きやすさ」です。

外資系企業の給与は「ベース給与」+「インセンティブ報酬」という形です。「ベース給与」は一定の金額が固定でセットされます。そして日系企業と大きく異なるのが「インセンティブ報酬」です。

「インセンティブ報酬」は前述の通り、目標達成の度合いや顕著な貢献があった場合に上乗せされる給与と考えてください。基本的には四半期や半期ごとの評価になりますが、給与としては毎月に分配されて支払われます。例えば目標に対して150%、200%、250%達成するとなった場合、インセンティブとしてあらかじめ設定された金額の1.5倍、2倍、2.5倍どころか200%以降は報酬の伸び率が上がるなんてこともあります。

そして「働きやすさ」ですが、こちらは9-18時でオフィスに出社して仕事をしないといけない、残業で帰宅時間が22時近くになる、といった働き方は一切なく、自身の判断である程度自由に働くことができます。完全リモートで仕事ができる企業も多いです。例えば午前中、1時間程度を使って病院に行ってこようとか、休憩時間を作って少し体を動かしてから仕事に戻ろうなど、自分の判断で仕事効率を上げることが可能です。

それでは外資系への転職の方法をご紹介します。ほぼこの2つと言って良いかと思います。

  • 外資系企業勤務の知り合いに引っ張ってもらう(ヘッドハンティング)
  • 外資系に強い転職エージェントを使う(転職サイトはNG)
外資系へのパスが少ない理由
  • 知り合いの紹介(ヘッドハンティング):外資系企業は成果主義です。自分で積極的に強みをアピールできないと基本的に転職は難しいです。そこで有利なのが知り合いからの紹介転職になります。なんと言っても事前の根回しや給与交渉をサポートしてもらえるのが強みです。
  • 転職エージェント:大手の転職エージェントはあなたの能力を見極め、要望に合う外資系企業を提案してくれます。また紹介転職と同様、給与交渉などはある程度エージェント側でしてくれることもあり失敗しにくい転職が可能です。注意点としてはエージェントによってはとにかく転職させたい(自分の実績のため)という輩もいますので見極めは大事になります。

将来設計をする上で考えるべきこと

皆さん、いかがだったでしょうか。
新社会人として新たなスタートを切る方はもちろん、すでに日系企業に勤務されていて転職を視野に入れている方にとっても参考になる情報であったら幸甚です。

少なくとも私は日経企業にお世話になった10年で学んだこと、転職してみてわかった良し悪し(日系、外資いずれも)など、何か少しでも皆さんのこれからの生活に役立つ情報が発信できればと筆を取らせていただきました。

最後に私も入社前にこう言ったことを考えておけばよかったと思うことを書かせていただきます。

将来設計をする上で考えるべきこと
  1. 自分が将来、何を優先順位のトップに働くかを明確にする
  2. 副業ができる会社を選ぶ
  3. 新入社員でも数年後の転職前提にスキルを考えながらで働く
  4. 経済的な自由に向けてできることを学ぶ(お金の知識を学ぶ)
転職前提で将来設計することや副業できることの重要性
  1. 自己成長やキャリアアップのために必要なスキルを習得することができる 転職を考える場合、その時に求められるスキルや経験を身につけるために、現在の職場で学べることはないか、将来必要になると予想されるスキルを学ぶことが大切です。また、副業で新しい分野にチャレンジすることで、幅広いスキルや知識を習得することができます。
  2. 転職時の選択肢を広げることができる 転職を考えた時に、自分が今までの経験やスキルを生かせる職種に限られると、選択肢が狭まってしまうことがあります。しかし、幅広いスキルや知識を持っている人は、より多くの職種から選択できる可能性が高くなります。
  3. 収入を増やすことができる 副業を行うことで、本業以外からの収入を得ることができます。収入が増えることで経済的な自由への道を歩みやすくなります。また、将来の転職先での収入アップにつながるスキルや経験を積むことで、より高収入の職種に就くことができる可能性が高くなります。
  4. 自分の価値を高めることができる 幅広いスキルや経験を持っている人は、他の人に比べて自分の価値が高くなります。将来的に転職をする場合や、副業で収入を得る場合にも、自分の価値を高めることが大切です。

最後により大きな視点の話になりますが、将来設計に向けてお金(投資)の知識を持つことは非常に重要だと思います。

稼ぐ力(本業+副業)お金の管理(節約と防衛)投資による資産形成(増やす)資産運用の知識(使い方)など社会人になる前から学ぶ、社会人になってからも学ぶ、何より学んだことを実践し続けるというのが、人生を豊かにする方法であり、損をしないように生きていく上で必要だと考えます。

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