<番外編>パニック障害からうつ病になった私の復職訓練

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私が新入社員として入社したのはとある日系大手企業の子会社でした。
配属されたのは新規開拓の営業、つまりは飛び込み営業でした。

新規開拓の新しい部署なので多くの同期が配属された部署と違い、数字が稼げず、肩身の狭い部署でありながら、仕事量は多く、残業せずに同期の3倍くらいの仕事をこなすというのを3年ほど続けました。

さすがに無理が祟ったのか、だんだんと体に不調が出始め、それでも仕事を続けていた時、突然倒れました。
病名はパニック障害。

電車の中で不調に見舞われ、降りてすぐに過呼吸のようになり、体に力がはいらず、呼吸もできない…
本当に死んでしまうのではないかと思うほど体は強張り、体温が下がっていきました。

そして救急車で運ばれるのですが、病院に到着する頃には嘘のように治ってしまうのです。
このパニック発作を2回経験し、電車やバスで予期不安に襲われるようになりました。

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そして次第にできないことが増えていきます。
電車・バスに乗れない、美容室に行けない、密室になるようなところに行けないなど、すぐにトイレに逃げ込めないような環境になるとダメなのです。

ちなみになぜトイレか。
私は過敏性腸症候群も患っているので緊張するとすぐにお腹が痛くなります。
リアル山根くん状態です。

こんな状態が続いたので上司に医者に行けと言われ、行ったらすぐに勤務禁止。
長期の休養を言い渡され、当時寮暮らしだった私は皆が出勤していく中、自分は寮に引きこもらざるを得ず、無力感からうつ病を併発した次第です。

うつ病と診断され1ヶ月、なんだか気力もなかったのですが、薬の治療が始まってすぐに躁状態になり、うつ病が嘘のように消えました。
薬の力はすごいですね、でも良い面ばかりではなかったのです。

薬の効果が切れかけると鬱の度合いが強くなり、より気分が悪くなるのです。
この振れ幅の大きさが逆に精神的な不安定感を強くしていたように思います。

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さらに1ヶ月、薬を用いた治療をするために病院へ通う日々。
薬のおかげで外に出れているのですが、結局病院と寮の行き帰りなので何をしているんだろうという感じでした。

そんな中、復職訓練が始まり同じような症状を抱える人たちと交流しながら、スポーツをしたり、勉強をしたりといった訓練をしました。

特にスポーツはうつ病には効果的なようで体を動かすと気分が少し上向きます。
特に良かったのは軽いウォーキングやヨガ、あとダーツでした。

ダーツは老人から子供までできますし、狙うという動作が集中力を養ったりするみたいで楽しむことができました。

こうして徐々に活動量を増やしていきました。
ただ、ある程度気持ちが落ち着いてくると自分自身と向き合うことができるようになり、改めてなんでうつ病なんだと考えるようになりました。

原因は働き過ぎからのパニック障害、そして働くことを禁止されたり、寮で同期たちが出勤していくのを見て、自分の無力感に嫌気がさしたなどの理由でした。

本当は勝手に薬をやめるのは一番やっては行けない行為なのですが、私はやめてしまいました。
1週間程度は離脱症状に苦しみましたが、なんのことはない、私はやる気になればなんでもできる、死ぬこと以外はたいしたことじゃないと思ったら簡単でした。

薬での治療、復職訓練、同じ症状の人たちと話ができたこと、おかげで自分自身と向き合えたことなどいろいろな要素が絡み合い、結果として立ち直るきっかけになりました。

こうして私は一度メンタルを病んだことで、逆に今は鬼メンタルを手に入れたのです。
なぜって?ものすごく大変な妻と平和的に暮らせているから私は自身が鬼メンタルだと信じて疑いません。

面白いもので考え方や感じ方を変えただけなのに自分が勝手に打たれ強くなったように感じます。
一度は死にたいくらいのどん底でしたが、今はそんなことは微塵も考えません。
しんどくてもなんとかなる、なんとでもしようはあると前向きです。

こうして私は今、外資系でバリバリ働いているのでした。
今日は取り止めもない話で番外編となりました。

ぜひ過去記事もご覧ください。
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