
今日はお金に関する知識で特に早めに知っておきたかったものをつらつらと書いていこうと思います。
1. 銀行預金は利回りが低くリスクの大きい投資をしているだけ
日本における銀行の金利はメガバンクでも0.002%、預けているだけではほとんど増えません。
インフレが起こると貯金で預けているだけのお金はそれだけで価値が目減りしていきます。
*インフレ:物価が継続的に上昇すること
例えば、1個1000円で販売されていた商品が、翌年には1個1100円になっているようなケースがインフレです。 インフレが起きると価格が上がり、同じ金額で同じ商品を買うことができなくなります。
日本の2022年、2023年のインフレ率は2.5〜3%くらいなので非常に大きく、お金の価値が同じだけ下がります。
また直近3年間で見ると5.9%物価上昇しているため、インデックス投資などで同じくらいの利回りを得ていないと資産がマイナスになります。
こうした背景から預金しているだけではマイナス、投資してインフレに備える事が重要と言われています。
物価の上昇に対し、日本における労働賃金の上昇は追いついていません。
むしろ実質賃金はマイナスですので、余計に生活は苦しくなるという図式です。
インフレ時はいくら預金してもお金の価値が減って結果的に損をしているということです。
2. 税金に関する知識があるのとないのでは手元に残せるお金が段違い
経営者は節税をすることで多額のお金を手元に残しています。
サラリーマンは節税対策できる方法が少ないですが、それでもやった方が確実にお得です。
例えば「ふるさと納税」
何もしなければただ収めるだけの所得税と住民税ですが、「ふるさと納税」を行うことで返礼品を受け取れます。
実質2,000円で返礼品が手に入り、使った金額は所得税の還付、住民税の控除に充てられます。
「ふるさと納税」で生活必需品であるティッシュ、トイレットペーパーを貰えば支出が抑えられます。
またお米やお肉、飲み物など様々な品があるのでうまく使えば月々の生活を豊かにできます。
その他、サラリーマンにできる節税の例
- NISA・つみたてNISA
- iDeCo(確定拠出年金)
- 医療費控除
- 配偶者控除・扶養控除
- 地震保険料控除
- 住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)
3. 保険は必要最低限で済ませないと損をする
日本は公的医療保険が非常に充実しています。
気にした事がない人が多いと思いますが「国民皆保険(こくみんかいほけん)」で国民全員が加入しています。
毎月の給料から高い保険料が取られていることを理解しましょう。
これらは公的医療を受けるためのもので民間の医療保険への加入はほぼ不要です。
どんなに高額な医療費が掛かっても「高額療養費制度」の利用で毎月の自己負担は10万円以下にできます
民間医療保険の利用は公的医療保険でカバーできない以下のもののみに絞りましょう。
- ①掛け捨ての生命保険(子育て世帯のみ)
- ②自動車保険(対人・対物無制限)
- ③火災保険
4.ポイントカードは極力持たない、1つに集約すべき
ポイントカードをたくさん作ると逆に支出が増える原因となります。
これは企業の戦略ですので、皆さんそこをきちんと理解して罠にハマらないようにしましょう。
ユーザー目線で本当にお得に利用するにはどうすべきかをきちんと考えて利用ましょう。
おすすめは楽天経済圏、三井住友Olive+SBI証券(三井住友SBI経済圏)の2つへの集約です。
楽天経済圏については過去の記事を参照ください。
日常生活のほとんどは楽天経済圏の利用でカバーができます。
では三井住友OliveとSBI証券の組み合わせは何が良いかという点ですが、楽天でカバーできない、もしくはカバーが弱い投資系を補完できるという点です。
三井住友SBI経済圏の利用で得られるメリット
・楽天同様、ポイント倍率を上げる条件が簡単
・コンビニでのスマホタッチ決済で7%ポイント還元
・SBI証券でのクレカ積み立てでVポイント付与(&ポイント倍率条件も達成)
・投資信託の保有に応じてポイントが付与される
5. リボ払いは人を不幸にする仕組み
リボ払いは分割払いと比べると手数料が高いです。
一般的にリボ払いの金利は年率15%〜18%。
これは投資の神様ウォーレン・バフェットの生涯利回りである20%に匹敵します。
投資で20%の利益が出せるとなると非常に大きなリターンです。
しかし、これがリボ払いだと逆に非常に大きな負担に変わります。
金利は味方であれば心強いが、敵に回すと地獄を見ることになります。
6. 自分の時間単価と家計簿で支出を見直す
皆さん、自分の時間単価をご存知でしょうか?
ご存知の通り時間は皆一律でしかも有限です。
時間単価を知らないと無駄な行動でどれだけ損をしているかを把握できません。
時間単価の高い人は家事や掃除などハウスキーパーに任せた方がお得なケースがあります。
浮いた時間を自己研鑽のための勉強や投資に充てることでさらに時間単価を上げる事ができます。
また家計簿をつけることは自身の無駄を把握する上で非常に重要です。
どんなものにいくら使っているか?
固定費で削減できるところはないか?
無駄な部分は見直そうと考えるためには家計簿が必要になります。
7. 資本主義社会ではお金が必要
資本主義社会は資本=お金を中心に経済が回っています。
お金がないと人生でできることの自由度が下がります。
さらに資本主義社会ではインフレはほぼ確実に起きることなのでお金を増やす努力が必要です。
低金利の預貯金だけではお金が蒸発していくのを眺めているのと同じです。
そして米国が資本主義の中心です。
米国が破綻するような事があれば、それは資本主義の崩壊を意味します。
世界的に見て人口は緩やかに増え、結果として経済も成長していきます。
書籍「FACTFULLNESS」に関する記事でも紹介した通り、世界は良くなっていきます。
その中心にいるのは米国です。
他の先進国と違い、米国は若者の割合が多く、人口も今後増えていくというデータがあります。
そしてイノベーションを起こす企業は米国企業が最も多いのです。
よって今後の世界経済は米国が牽引していく可能性が高く、米国株投資が人気になっていると言えます。
8. 最強の投資はインデックス長期投資
投資はギャンブルというのは間違いです。
海外では投資は一般的で日本のように貯蓄が一般的というのとは真逆です。
確かにきちんと勉強して理解をする事が重要です。
理解せずに始めるとリスクは高く、一見ギャンブルに見えてしまいます。
難しいことはわからないよ!という方々、朗報です。
私たち庶民には庶民の闘い方があります。
先人が導き出した再現性の高い投資を行うことで大金持ちとはいかずともお金に困らない状態は作る事ができます。
それがインデックス長期投資です。
インデックス投資とは、投資資産の市場平均の運用を示す指数(=インデックス)の値動きに連動する成果をめざす投資手法のことです。
インデックスファンドは長期的に見ると着実にリターンが得られる銘柄となります。
ポイントはコツコツ積み立てる。
値動きを気にせず、基本は放ったらかしで良い。
とにかく続ける事です。
これができれば複利の効果と合わせて将来大きく資産を増やす可能性が高いです。
特に若いうちから始めると投資期間が伸びでよりリターンを得やすいです。
リスクを減らすために余剰資金で投資をしましょう。
過去の記事も参考にしてください。
まとめ
いかがだったでしょう。
私は20代の最初にこれらの知識を持っていたかったなぁとしみじみ思います。
今からでもお金を増やす、手残りを増やすのに有効な手段があったと思います。
過去の記事と合わせてご確認ください。
