お金の勉強その4:お金の増やし方について

スポンサーリンク

今日はお金の増やし方について学んでいきたいと思います。
前回は自己投資でスキルアップや副業によって自身の稼ぐ力をつけるということについて考えましたね。
前回の記事はこちら

本日のテーマは「お金の増やし方」です。
「お金のなる木を育てる」と言い換えてしまって良いかと思います。
稼ぐ力が収入源である自身の力の強化、つまり収入源自体を育てる方法であったのに対し、今回は自身が稼いだお金をどのように増やすか、投資について考えるということになります。

「投資ってギャンブルじゃないの?失敗しそうで怖い」
「リスクがあるのに投資をするメリットがわからない」
「なるべく安全に資産を増やしたいけど投資について詳しくない」


皆さん、このようなお悩みはありませんか?
今日は以下のテーマでこれらのお悩みを解決していきたいと思います。

本日のテーマ

・投資をする前の基礎知識について
・投資に向けた準備
・具体的な投資手法

にほんブログ村 にほんブログ村
にほんブログ村 メンタルヘルスブログへにほんブログ村 メンタルヘルスブログ 躁うつ病(双極性障害)へにほんブログ村 サラリーマン日記ブログへにほんブログ村 サラリーマン日記ブログ 勉強しているサラリーマンへにほんブログ村 投資ブログへにほんブログ村 投資ブログ 投資術へ
スポンサーリンク

投資をする前の基礎知識

まず初めに投資をする前に知っておいた方が良いことについて学んでいきましょう。

これまでお金の基礎知識、貯め方、稼ぎ方について学んだけれど、支出を減らして稼げるお金が増えれば、それだけで十分では?と考える方も大勢いるかと思います。

私も月々自由に使えるお金があって、余ったお金は貯金して、老後も困らないというのであればそれで良いと思うのですが、実際はそううまくいかないですよね。

突発的な事故や病気でお金が掛かって、老後資金に影響が出るとか。
自分で稼げるようになった分、逆に自由な時間がなくなってお金だけ増えていくみたいなことは豊かで穏やかな生活とは違うかなと思います。

稼ぐ力でご紹介した給与所得や事業所得は労働収入です。
基本的に自身が働くのをやめれば、収入もなくなってしまいますね。

一方で、投資によって得られる資産所得は資産を働かせることによって得られる収入のため、自分が働く必要はありません。

言い換えれば増やす力とは「資産と自由な時間を増やしていく力」になります。
資産所得を得ることは豊かで穏やかな人生を送る、時間的にも経済的にも自由になるためには必須と言えるます。

最初に紹介した『金持ち父さん 貧乏父さん』でもこの「資産を買う」ことの重要性について、その考え方について詳しく説明してくれています。

知っておこう、生活防衛資金の重要性
投資をして資産所得を得ることが大事なのはわかったけど、やっぱり投資はリスクがあるでしょ?
そんなに簡単に始めてもいいの?と思った方、正解です。

お金持ちになるために投資は必要不可欠ですが、始める前にある程度の準備は必要です。
その準備とは、生活防衛資金を確保しておくことです。

生活防衛資金って何?という方、とても簡単なので以下をご確認ください。

生活防衛資金とは、急な出費や収入の減少に備えるためのお金です。
生活防衛資金を用意しておくと、事故やトラブルで急な出費が必要となったり、働けなくなって収入が少なくなってしまったりした場合に備えられます。
金額の目安は個人により異なりますが、生活費のおおよそ3ヶ月分から1年分程度が目安です。
突然、収入が途絶えた時に生活を維持するための命綱とも言えます。

これがあるのとないのとでは取れるリスクの大きさが違いますよね。
生活防衛資金があるから、余ったお金は投資に回してお金に働いてもらおう!と考えやすくなります。

投資の利回りの相場を知っておこう
次に投資の利回りについてですが、皆さん一般的な投資のリターンってどのくらいかわかりますか?

「よく不動産投資で利回り30%とか書いてあるから30%くらい?」
「いや、せっかく投資するんだからドカンと大きく増えるものがいいな(50%以上ほしい)」
「銀行金利とか考えても数%だから10%あれば良い方では?」


上記の通り様々な意見があるかと思います。
当然、投資するものによって多少の変動はありますが、かなりリスクの低い投資であるインデックス投資を例に見てみましょう。

過去20年間のインデックス投資によるリターン
全世界株式:約6.4%
先進国株式:約6.7%


「え?たったこれだけ?」と思う方、「ここだけの話、利回り30%の投資商品があるんだけどよかったら買わない?」なんて言葉に騙されてはいけません。

もちろん投資対象によって変わってきますが、年5~7%が利回りの相場だと理解しておきましょう。
築古アパート投資(不動産投資)でも実質利回り7%取れればかなりの高利回りです。
不動産投資については表面利回りで見せてくる業者が多いので騙されないように気をつけてくださいね。

この辺りは別の機会に詳しくご紹介しようと思います。

話を戻します。
投資の世界には詐欺まがいの広告や宣伝文句が溢れています。
しかし、相場を知っていれば騙されにくくなります。
騙されないために利回りの相場をよく理解しておきましょう

資産を作る/資産を買う上で知っておきたい投資商品の種類と特徴
「生活防衛資金を確保できたし、相場感も理解できたし、いざ投資を始めよう!」と、言いたいところなのですが、まだもう少し基礎知識を学んでおきましょう。

投資にはどういった商品があるのかを知らないと今後どのように資産形成を目指すべきか、自分の目標であったり、運用のスタイルというものが定まらなくなり、取らなくて良いリスクをとってしまうことになりかねません。

まずは代表的な投資商品とその特徴を理解しておきましょう。

①株式
株式会社が個人や他の企業から資金調達をするために発行する「証券」のことです。
株式を購入すると企業の株主になり、株式の値上がりや配当金によって利益が得られる可能性があります。

特徴:一般的にハイリスク・ハイリターン(1年で半値になったり、2倍になったりすることもある)
   長期的な期待利回りは年利4~7%程度
   値下がりリスクや為替リスクなどがある
   インフレに強い

②債券
債券は、国や地方公共団体、企業などが資金調達のために発行する「有価証券」です。
有価証券というとイメージしにくいかもしれませんが、借用書をイメージすると分かりやすいでしょう。購入した債券価格の値上がりや利息によって、利益が得られる可能性があります。

特徴:一般的にローリスク・ローリターン(価格の変動が小さい傾向にある)
   長期的な期待利回りは年利0.3~4.0%程度
   値下がりリスクや債券不履行リスクなどがある

③不動産
賃貸物件(アパート・マンション、テナント)、宿泊施設(ホテル、民泊)などがあります。
不動産は建物と土地に直接投資をして自分がオーナーになるだけでなく、不動産に投資をしているファンドを購入して、間接的なオーナーになることも可能です。
不動産は家賃収入や物件の値上がりによって利益を得られる可能性があります。

特徴:一般的にミドルリスク・ミドルリターン、ただし初期投資が結構掛かることがあります。
   長期的な期待利回りは年利4~6%程度
   空室リスクや災害リスクなどがある
   インフレに強い

④コモディティ(商品)
コモディティ商品とは、金・プラチナ・ダイヤなどの貴金属、原油・ガソリンなどのエネルギーのことです。
コモディティを購入すると、値上がりによる利益が得られる可能性があります。

特徴:一般的には安全資産と呼ばれているが、実際は値動きが激しいハイリスクな資産。
   長期的な利回りは年利1%程度。
   値下がりリスクや保管リスクなどがある。
   インフレに強い。(不況時に値上がりする傾向にある)

いかがでしょう。
投資商品と言っても色々とありそうですね。
ちなみに番外編ですが、「預金」も投資商品に分類できます。

銀行にお金を預けることで「金利」を得ることができるからです。
しかし、現在の日本の場合、普通預金金利は0.001%ほどの超低金利です。
投資として利回りが魅力的とは言えませんね。

銀行預金はインフレの弱かったり、外貨預金のように高金利だが為替リスクがあるというケースもあるのであまりおすすめできる投資商品ではなさそうです。

投資の基本スタンス:長期投資と複利について
様々な投資商品を見てきましたが、どれを買うべきなのでしょうか?
経済評論家でお金のプロ:山崎元さんの著書『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』では投資信託、特にインデックスファンドに長期投資することを勧めています。

投資信託はリスク資産ですが、少額で分散投資ができ、自分で運用する手間も省ける投資商品です。
NISA(少額投資非課税制度)や確定拠出年金(iDeCoなど)の制度を使えば非課税で運用も可能です。

気をつけなくてはいけないのが投資信託も山ほど商品がある点です。
一見良さそうに見えても見えないリスク(見えないコスト)がある商品も多いのでプロのおすすめするインデックスファンドに投資するのがポイントになります。

長期投資と複利の効果については以前『サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット』でご紹介しました。以前の記事はこちら

投資の神様、バフェットのように莫大な資産とまではいかないまでも、ある程度お金持ちになるためには長期投資で複利の効果を最大限活用しなくてはいけません。

スポンサーリンク

投資に向けた準備

さて投資の基本的なところを押さえたら、いよいよ実際に投資を始めるための準備をしましょう。

投資の目的を明確にする
まずは投資の目的を明確にしましょう。
これをすることで運用のスタイルや投資すべき商品が変わってきます。

例えば、
・10年で1000万円程度を株に投資して月3万円の配当金が欲しい。
・老後資金問題に向けて65歳までに資産を3,000万円に増やしたい。
・子どもの大学進学までに、教育資金を1,000万円貯めたい。

上記のように目標があれば、「どんな目的で、いつまでに、いくら必要なのか」をシミュレーションすることができます。

証券口座を開設しよう
2つ目の準備は「証券口座の開設」になります。
証券口座がなければ、株式や投資信託などの投資が始められません。

手数料が安くて取り扱い商品の多い証券口座を選ぶのが良いです。
私はSBI証券と楽天証券の2つを開設して運用しています。

非課税制度について勉強しよう
NISA(少額投資非課税制度)や確定拠出年金(iDeCoなど)などの非課税制度を理解することで手元に残るお金を増やすことができます。

例えば、投資によって30万円の利益が出た場合、一般の証券口座であれば約20%の税金がかかるため、手元に残るのは約24万円となります。
しかし、非課税制度を使えば、利益に対して税金がかからなため利益の30万円がそのまま手元に残ります。

スポンサーリンク

具体的な投資手法

具体的な手法についてですが、これから投資を始める初心者の方にはインデックス投資(長期投資)がおすすめです。

インデックス投資とは、企業の株を個別に売買するのではなく、指数(インデックス)と同じ値動きを目指して運用する投資手法のことです。

多くのマネー本で取り上げられているだけあって、過去のデータやこれからの予測がしやすく、リスクを見極めやすいというのが特徴になります。

インデックス投資の場合、投資初心者であっても少額からプロと同じような運用ができます。
プロと同じような運用と言ってもファンド側でやってくれることなので、自分自身でやることはほとんどありません。
やるべきことは定期的に積立るくらいです。

わかりやすい解説が書かれた本としては『お金の大学』をお勧めします。
この本ではインデックス投資以外の様々なお金の知識を学習できるのでこれから投資を学びたいという初心者にうってつけです。
過去の記事も参考にしてくださいね。過去に記事はこちら

それでは本日の学習は以上となります。
お金の増やし方を学んで、貯める力→稼ぐ力→そして増やす!という形で繋げていきましょう。

にほんブログ村 にほんブログ村
にほんブログ村 メンタルヘルスブログへにほんブログ村 メンタルヘルスブログ 躁うつ病(双極性障害)へにほんブログ村 サラリーマン日記ブログへにほんブログ村 サラリーマン日記ブログ 勉強しているサラリーマンへにほんブログ村 投資ブログへにほんブログ村 投資ブログ 投資術へ

これまで紹介したおすすめのマネー関連の書籍はこちら↓



この記事をSNSでシェアしよう!