
妻は双極性障害である
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出会ったばかりの頃、私は妻の言う事が全く理解できなかった
ああして欲しい、こうして欲しいと言うのは構わないがあまりにも度が過ぎている
誰もこんな要求は受け入れないだろう (主に前述した100行にわたる約束事など)
束縛し過ぎだ、人権侵害(人権無視)だ、俺を人と思ってないのか!?
そんな感じで反発した
もちろん最初はまだ心に余裕があったから優しく対応していた
もっと一般的に考えてみて!普通はこうでしょ?という感じでなんとか説得を試みた
だがしかし、説得は無意味である
なぜなら一般的な考えとか常識とか通用しないのが精神疾患だからだ
とにかく妻は自分が嫌なことは全て受け入れられないのである
それを理解することなく、懸命に説得しようとした自分が今は憎い
あの時の苦しみは想像を絶するものだったからだ
何度も向き合おうとした、でもそれはどこまでいっても私のエゴだった
そう、どこまでいっても私の視点からしか見ていないのだ
妻からしたら「なんでわかってくれないの?」ということなのだ
そうして私たちの話し合いは本当に何日も続いた
結果は見ての通りである(現在、世間で言うところの軟禁状態だ)
監視カメラ、GPS、共有スケジュール、一緒にしか外に出れないなどなど
ほぼ全て私が折れて(渋々)対応するという形に落ち着いた
ヒステリーを起こした妻は手に負えない
ブチ切れて夜中に家を飛び出すことから始まり
私の携帯をテレビに投げつけて破壊… 路上で殴る蹴るの暴行におよぶ…
これはさすがの私も耐えれなかった
「ふざけるな」、「話し合う気がないなら一緒になんていられるか」そう思った
でも結局私は口には出さなかった
その代わり何十年も流したことのない涙を流した
私には結局この妻と離れるという選択肢はないのである
話を戻そう
結局話し合いでは解決しない
そこで私はとにかくヒステリーは起こさせないようにするしかないと言う結論に至る
私だってヒステリーを起こす妻を何度も受け入れられる心の余裕はない
できる事は事前に予防すること、それができなければ先はないと考えた
そして妻にも素直にそれを伝えた
やってみれば意外と上手くいくものである
今は多少の言い合いはあっても妻がヒステリーになることはなくなった
今は私の努力に妻も応えてくれている
妻も私の限界を察して我慢してくれている
世間一般の夫婦とはだいぶ違う形かと思うが私達もお互いバランスを取って支え合っていると思う
とはいえ相変わらず軟禁状態だ
約束事が多過ぎるのは言うまでもない
妻には一刻も早く病気を治してもらわねばなるまい
・無理に説得しようとしないこと、相手の言い分を聞いてあげよう
・ある程度は許容すること(自分が壊れない程度に)
・本当にどうしようもないということは相手に伝えよう
・事前にできる対策をしよう(自分が壊れないように)
・心が折れた数だけメンタルは強くなっている
追伸:今日は約束事を減らすのが怖いとしきりに不安を訴えている…
約束事は減らさないから、頼むから自分で自分の不安を煽らないでくれ
少しは私の負担を減らしてくれ