「30代、もしくは40代になって体型が維持できなくなった」
「毎日なんだか調子が悪くて体がだるい」
「健康的に痩せたい」
「もっと勉強に・スポーツに活力のある毎日を送りたい」
皆さん、上記のようなお悩みはございませんか?
私は30後半ですが、40歳を目前に20代とは明らかに体調面、体型面で違うな!と思うようになってきました。
体力は衰え、スポーツをした後の回復も遅い。そして毎日なんだか調子がすぐれない。
勉強や仕事は集中力が長続きせず、あまり効率的に進められなくなった。
体形は痩せマッチョだった20代とは比べ物にならないくらい、お腹周りがぽっこり、全体的に脂肪がついてしまったように感じます。
今日は私と同じような悩みを抱える方々におすすめの『「空腹」こそ最強のクスリ』を紹介いたします。
はじめに本書のまとめ
最新医学のエビデンスに基づいた新しい健康法として”16時間断食する”ことでオートファジー(細胞が自らの一部を分解する作用)を活性させ、細胞を若返らせ健康的に痩せる方法をわかりやすく解説しています。
”16時間断食する”と聞くと長いように感じますが、本書では断食を継続するために、上手に空腹の時間を作る方法について解説しています。
従来の”1日3食”の常識をくつがえす、空腹時間を作ることで健康になる正しい食事法を学んでいきましょう。
何を食べるかではなく、食べない時間を増やす
私たちはこれまで健康になるために”何を食べるべきか?”にフォーカスしてきたかと思います。
スーパーフードが良い、有機野菜中心の生活が良い、糖質は抑える必要がある、ナッツやヨーグルトが効果的など食べるものであったり、その成分には非常に高いアンテナが貼られていました。
しかし、”食べない時間を増やす”ということについては意識してこなかったと思います。
なぜなら私たちは幼い頃から”1日3食きっちり食べましょう”と教わってきました。
健康には3食バランスの良い食事を心がけましょう。
特に日本食(和食)中心の一汁三菜の食生活をしていきましょうと。
しかしながら、これらの食事法は現代社会を生きる皆さんにとっては間違ったやり方に他なりません。
1日3食きっちり食べる生活では”糖質過剰”、”塩分過多”などによって生活習慣病や糖尿病になる可能性が高くなってしまいます。
まずはこうした間違いを科学的根拠を元に正していきましょう。
”1日3食”の間違いとは?
「最近、食事の後にすぐ眠くなる」
「歳をとって胃腸が弱くなった」
「何もする気が起きない」
「やたらイライラしたり、気分の浮き沈みが激しい」
こうした問題を抱えていないでしょうか?
実はこれらの原因は”1日3食”きちんと食べていることにあると筆者は言っています。
ちなみに成人が1日に必要とするカロリーは1800〜2000Kcalと言われています。
一方、現代人の食事はどうしても高カロリーになりがちです。
特に外食をした場合は簡単にこれを超えてしまいます。
つまり”1日3食”きちんと食べてしまうと1日の摂取カロリーの目安の1.5倍から2倍程度を毎日欠かさずに摂取してしまうということになります。
これではカロリーの摂りすぎになり、内臓に負担をかけてしまうのはいうまでもありません。
内臓に負担が掛かるとどうなると思いますか?
内臓の働き自体が弱まると以下のような状態になります。
・栄養素の吸収効率が悪くなる
・老廃物の排出がうまくできなくなる
・免疫力が著しく低下する
さらに食べる過ぎるということは当然肥満のリスクが高くなるということです。
私たちの体は知らず知らずのうちに内臓脂肪を溜め込み、どんどん不健康な体になっていくのです。
肥満は病気の元であるというのは皆さん誤認識の通りかと思います。
糖尿病や脳出血・脳梗塞のリスク、癌の発生リスクを高めるなどなど、肥満はリスクしかありません。
さらに現代人の食事は糖質が非常に多いということがわかっています。
この糖質は摂り過ぎるとあらゆる病気を引き起こす原因として考えられています。
私たち人間の脳は「空腹」な状態でパフォーマンスを発揮できるように設計されています。
この辺りの「脳」の作りについては以前ご紹介したアンデシュ・ハンセンさんの「スマホ脳」であったり、これから紹介予定の同著者の「運動脳」でも詳しく解説されています。
話が戻りますが、”1日3食”きちんと食べる生活をしていれば当然、最初にあげた体の不調を引き起こすというわけです。
ちなみに”1日3食”食べるのが健康に良いというのは科学的な根拠がないのです。
逆にプチ断食、ファスティングなどが体に良い効果をもたらすということは世界中で研究され、さまざまな効果があるという報告がされています。
この機会に皆さんも今の食生活を見直してみませんか?
簡単に空腹の時間を作る方法
本書では簡単に空腹時間を作る方法も紹介をしています。
結論から言ってしまえば”睡眠時間も含めて”空腹の時間を作れば良いということです。
オートファジーが働くために必要な空腹時間は1日16時間以上と言われているそうです。
1日16時間と聞くと非常に難しいと感じてしまいますが、睡眠時間と合わせてできると考えればそれほど難しくはないのではないでしょうか?
1日8時間の睡眠を取るという方であれば、夜8時以降何も食べずに、0時に寝たとして8時に起床、昼の12時まで何も食べなければ16時間になります。
そしてこの空腹時間を作るのは毎日できれば良いですが、難しければ週に1〜2回でも良いということです。
また空腹に慣れるまで、どうしても食べたい、我慢できない場合は生野菜、素揚げのナッツ類、チーズ、ヨーグルトを少量摂取するのは問題ないようです。
なぜ空腹が良いのか?
その理由はオートファジーが働くからです。
私たちの体は60兆個の細胞でできていますが、それらのほとんどがタンパク質で作られています。
日々の生活の中で古くなったタンパク質や壊れたタンパク質は細胞の中に溜まっていきます。
排出できず、溜まってしまったタンパク質は細胞を衰えさせ、様々な不調の原因となってしまいます。
私たちは普段食べたものの中からタンパク質を作っています。
ところが何らかの原因で栄養が入ってこなくなると、なんとか体の中のもので栄養素を作り出そうと頑張るようになります。
そこで古くなったり、壊れてしまったタンパク質を集め、それらを分解して新しいタンパク質を作ります。
これがオートファジーであり、言い換えれば古い細胞を新しく生まれ変わらせる仕組みというわけです。
この機能により、悪いものは作り変えられ、体も良くなる(健康になる)というわけです。
オートファジーは空腹時間(飢餓状態)で発揮される機能です。
私たちは飢餓による生命の危機に瀕した際に体を守るための機能としてオートファジーを持ってい流のです。
このオートファジーは16時間以上の空腹期間を開けることで働き、そのきかん内臓は休めることができ、かつオートファジーが体内に溜まったゴミを新しい細胞に生まれ変わらせてくれる。
いわば一石二鳥で健康になっていくプロセスなのです。
オートファジーを活用することで健康な体を手に入れることが可能です。
オートファジーは究極のアンチエイジングです。
シムで体を鍛える、食生活も気をつけていると言う方でも空腹時間を作ることで、さらに効果的にアンチエイジング効果を出すことができるのです。
ぜひ健康に気を遣いたい方、アンチエイジングをしたい方、内側も外側も綺麗にしたい方、ぜひ本書を手に取ってみてください。
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