
本日は実践編になります。
つみたてNISAでよく失敗したと言う人を目にしますので、実際はどうなのか?
私の投資状況と合わせて失敗しないためにどうしたら良いかヒントになればと書かせていただきます。
また並行して米国高配当ETFはどう?という点についても実戦から分かったことをお伝えします。
過去のお金に関する記事はこちら
・お金の基本
・お金の勉強
・転職に関するお話
・日々の生活を少し豊かにするお話
この記事はこんな人におすすめ
・新NISAに向けて投資のヒントを得たい
・ぶっちゃけNISAとかETFってどうなのか知りたい
・なるべく資産を堅実に増やしたい
つみたてNISAやってみた
私の運用状況は以下の通りです。
<つみたてNISA>
運用期間:2年半弱、毎月の投資枠はフル活用
投資銘柄:SBI-SBI・V・S・S&P500インデックスファンド
実績:運用収益率 +26.5% 運用収益額 +274,217円 評価合計 1,307,594円
毎月約4万円の積立をしてみましたが、現在は+26.5%まで増えています。
これを見た私の感想は、
・インデックスファンドはすごい
・インデックスファンドは放ったらかしで簡単
・もちろんタイミング次第ですが負ける方が難しいのでは?
と言う感じです。
運用開始時点では最初の数ヶ月とかは確かにプラスもマイナスもありました。
長期保有が前提なので日々の値動きに一喜一憂する意味はないのですがやっぱり気になりますよね!
私も毎日の上げ下げに一喜一憂していました。
でも毎日値動きを気にするのはやっぱり疲れますね・・・
数ヶ月でいちいち気にするのを止めようと思えるようになってからが始まりでした。
投資の状況も数ヶ月もすると自然とプラスになってマイナスに落ちなくなりました。
これは放っておいてもいいなと思えるようになり、久しぶりに見たら+10%以上!
さらに数ヶ月後にはなんと+20%以上になっている!
こんな感じでつみたてNISAのインデックスファンドは好調に推移していったのです。
皆さん失敗されている方の投稿を見ると以下の点に気づきます。
<失敗するケース>
・銘柄の選定がうまくできていなく、複数の銘柄に投資している
→手数料の高い銘柄を買っていたり、インデックスファンドではないものを買っている
・そもそも長期保有できずに最初のマイナスで心が折られて売ってしまう
→値下がりすると売却をしてしまう、長期保有できない
・生活防衛資金を確保していない、余剰資金で運用していないのか、値動きに敏感すぎる
→冷静に判断できずに売却や他の銘柄の購入に入ってしまう
つみたてNISAおよび2024年からの新NISAに向けて私が実践するルールは以下の通りです。
1. SBI証券か楽天証券など手数料が安く使い勝手の良い証券口座でNISA口座を持つ
2. 投資銘柄は配当金なし(再投資型)インデックスファンド1択、しかも1銘柄集中投資で良い
3. 毎月の積立は余剰資金で実施する(生活防衛資金は確保しておく)
4. あとは放ったらかしにする
新NISAで増える投資枠をどう埋めるかなど少し戦略的な話は個人の余剰資金次第です。
私はとりあえず上記のルールに沿ってS&P500かオルカンのどちらか一択で積み立てを行います。
米国高配当ETFやってみた
つみたてNISAと並行して米国高配当ETFにもトライしてみました。
考え方はつみたてNISAのルールと同じです。
最初にまとまった金額を入れているのでつみたてNISAより投資額が大きいです。
私の場合はVYM(正式名称:Vanguard High Dividend Yield ETF)に毎月コツコツ積み立て中です。
運用実績は以下の通りです。
<米国高配当ETF:VYM>
運用期間:8ヶ月くらい、円貨決済
投資銘柄:Vanguard High Dividend Yield ETF
実績:運用収益率 +9.33% 運用収益額 +861,465円 評価合計 10,095,351円
分配金(配当):日本円にして約5万円くらい
こちらは順調とは言えず、当然大きく下がる時もあります。
とはいえ投資金額が違うので運用収益の額も驚きの結果です。
米国株のインデックスファンドS&P500は一般的に利回り5〜6%、良い時で11%くらいと言われます。
VYMもほぼ同様で、過去から現在まで暴落時期もありますが堅調に右肩上がりの銘柄です。
配当金ゼロ(配当金を自動で再投資してくれる)の投資信託だと長期の値上がり益は複利の効果もあって絶大です。
でもキャッシュフローは増えないのであえて分配金の出る高配当ETFに投資しています。
実はそれぞれ投資の目的が違います。
長期のインデックス投資(NISA)は老後資金の確保のため。
長期の高配当ETF投資は日々の生活を少しずつ改善するために分配金をもらう。
この辺りは個人個人ご意見あるかと思いますのでどちらが自分に合うかで決めていただければ良いかと。
本日のまとめ
いかがだったでしょう。
つみたてNISAと米国高配当ETF、それぞれ細かい違いはあります。
でもインデックスファンドへの投資であり、運用の際のルールはあまり変えなくて良さそうです。
私たち個人はプロの投資家ではないですし、お金持ちとも違います。
資産を堅実に増やすためには戦略が必要になります。
そこで過去から現在に至るまでの叡智の結晶とも言うべきインデックス投資が必要なのです。
長期のインデックス投資運用ルールのおさらいです。
1. SBI証券か楽天証券など手数料が安く使い勝手の良い証券口座を持つ(NISA口座と特定口座)
2. 投資銘柄はNISAなら配当金なし(再投資型)インデックスファンド1択、
米国高配当ETFならVYM、HDV、SPYDなどいずれか1銘柄集中投資
3. 毎月の積立は余剰資金で実施する(生活防衛資金は確保しておく)
4. あとは放ったらかしにする
目的も同様です。
NISAの場合は老後資金のため。
高配当ETFは日々の生活を少し豊かにするため。
投資については本当に様々な情報が溢れているのでどうしたら良いか迷ってしまいますね。
でも今日描かせていただいた通り、まとめてスッキリわかりやすくしたものがあれば意外と簡単そうではないでしょうか?
投資はリスクがつきものですので、100%同じようにして確実に利益が出せるとは言いません。
自己の責任の範囲で他者の運用や意見を参考にするというのが大前提かと思います。
今回、私が実践していてどうなったか、と言うのが皆さんの投資の参考になれば幸いです。
補足:分配金再投資について
インデックスファンドでは分配金ゼロのものと分配金が払い出されるものがあります。
分配金ゼロのものは基本的に投資信託の中で自動で再投資してくれるので複利効果が高くなります。
分配金が払い出されるものは少し注意が必要です。
分配金をお小遣いとして使うなら高配当ETFを選ぶ理由と合致するので問題ないです。
しかし、老後資金のため複利効果最大で値上がりを目指すのには向きません。
分配金が出る→再投資すると言う行為は分配金ゼロの投資信託と同じことをしているようで違います。
分配金ゼロの投資信託は投資信託の中で自動で再投資してくれます。
一方、分配金が出る投資信託は一度分配金が払い出されるタイミングで配当として税金が掛かります。
つまり、再投資する場合、税金分少し目減りした状態で再投資することになります。
これは分配金ゼロの投資信託と比べ、再投資金額が若干減ることを意味します。
さらにこれをNISAで行うと投資可能枠を必要とするため、効率が悪くなります。
NISAの場合で老後資金を貯める事が目的なら分配金ゼロの投資信託を選択した方がお得ですね。
以上
過去のお金に関する記事もぜひご一読ください。
